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RONDO=ym

前々回も少し触れました、イコールの件。
RONDO=ym
ymは私の名前。RONDOは私。このブランドは私。
RONDO.ymはデザイナー不詳ですが、デザイナーは私です。
不詳なら名前などつけない方が良いのかもしれません。
ですが、RONDOは他社ブランドに比べて、デザイナーがより深く一着一着に関わっています。
1点ものの為、一着ごとにデザインしていかなければなりません。分かりやすいところで言いますと、柄の配置。
ですが他にも、皆様がきっと想像しているよりも一点ごとに異なっています。
生地ごとに厚さも織りも落ち感も様々です。アンティークですので、傷やシミやヤケなんかもあったりします。
着物の幅も長さも同じではありません。
その為、一つ一つ剥ぎ位置を変えていたり、使用する副資材を変更していたり。ただ変更するのではなく、良く見せるために考えなければなりません。その『良い』という価値観は単に洋服としての品質だけではなく、感覚的な面も含まれるので、全ての判断は私が行わなければなりません。
ですので、一着ごとに思い入れが強いです。特に柄物はほぼ全て覚えています。
RONDO=ymと感じるのはその為です。
この状態をあまり良い事と捉えていません。
服は着る人の為のものです。私の服ではありません。服作りを学び始めた当初から変わらず、そう考えています。
RONDOをお客様が主役で着て頂きたい。
少しでも私の存在が消えるように、ymは不詳でいたいと考えています。
他のブランドに対して何か思っているわけではありません。これら全ては、RONDO.ymに対してのみの私の考えです。
良く言えば、全ての製品に愛情持って製作していますよ!ということでもあります。勿論です!
※このブログの内容の説明、難しいです。言葉足らずかもしれないですね。